シーリングライトを選ぶときに見る3点
天井に取り付け口(引掛シーリングなど)があるか
天井の配線器具が角型・丸型の引掛シーリング、引掛埋込ローゼットなどなら、電気工事なしで取り付けられます。無い場合は電気工事店への依頼が必要です(日立の取り付けの説明)。取り付けられるかどうかは、購入するお店でも確認してください。
適用畳数は計算したランク以上を選ぶ
「〜8畳」などの適用畳数は、日本照明工業会のガイドにもとづく、天井高2.4mを前提にした部屋の広さの目安です。同じガイドは、高齢の方が使う部屋では1ランク上の畳数を勧めています(パナソニックの照明の選び方で紹介)。このツールの「1ランク明るく」がそれに当たります。ダウンライトの台数は、上の計算結果の目安を使ってください。
調光・調色が要るか決める
調光は明るさを変える機能、調色は昼光色から電球色まで光の色を変える機能です(パナソニックの照明の選び方)。寝室やくつろぐ部屋で明るさや色を変えたいなら、付いている機種を選びます。
照明のルーメン計算の使い方
- 「部屋の広さ」で、4.5畳から14畳までの中から照らしたい部屋の広さを選びます。
- 「明るさ」で、標準か1ランク明るくするかを選びます。
- ダウンライトを使う場合は「ダウンライト1台の明るさ」に、製品の全光束(lm)を入れます。
- その広さの明るさの目安(lm)と範囲、ダウンライトの台数の目安が表示されます。
照明のルーメンの計算式
明るさの単位はlm(ルーメン)です。光源から出る光の量を表します。これに対して、照らされる面の明るさはlx(ルクス)で表します。
このツールは、一般社団法人日本照明工業会のガイドA121-2014「住宅用カタログにおける適用畳数表示基準」の表(三菱電機の照明ページに掲載されているもの)を使います。畳数のランクごとに、標準定格光束と定格光束の範囲が決まっています。〜4.5畳は2,700lm(2,200〜3,199lm)、〜6畳は3,200lm(2,700〜3,699lm)、〜8畳は3,800lm(3,300〜4,299lm)、〜10畳は4,400lm(3,900〜4,899lm)、〜12畳は5,000lm(4,500〜5,499lm)、〜14畳は5,600lm(5,100〜6,099lm)です。標準定格光束は、各ランクで平均照度が100lxになる目安の光束です。
「1ランク明るく」を選ぶと、1つ上の畳数ランクの値を使います。三菱電機のページに「高齢者の方は、使用する畳数より1ランク上の畳数表示の器具をおすすめします」とあることに対応したものです。14畳で選んだ場合は、それより上のランクがないため14畳のランクのままです。16畳以上の部屋は照度均斉度を考慮して1器具での畳数表示が設けられていないため、このツールも14畳までです。
ダウンライトの台数は、標準定格光束÷ダウンライト1台の明るさ、で小数は切り上げます。明るさの合計だけで出した目安で、器具の配置や天井の高さで感じ方は変わります。より新しい版のガイドが出ている可能性もあるので、製品の適用畳数表示もあわせて確認してください。
照明のルーメンの計算例
6畳、明るさは標準、ダウンライト1台の明るさ500lmとします。〜6畳のランクにあたるので、標準定格光束は3,200lm、定格光束の範囲は2,700〜3,699lmです。ダウンライトの台数は3,200÷500=6.4で、切り上げて7台が目安です。
同じ6畳で「1ランク明るく」を選ぶと、〜8畳のランクの3,800lmが目安になります。ページの初期値にはこの例の数字が入っています。例として置いた値で、何かの基準ではありません。
照明のルーメンの早見表
標準の明るさ(各畳数ランクの標準定格光束)を、ダウンライトの明るさの合計でそろえる場合の台数です。
| 広さ \ 1台の明るさ | 400lm | 500lm | 600lm | 800lm |
|---|---|---|---|---|
| 4.5畳 | 7台 | 6台 | 5台 | 4台 |
| 6畳 | 8台 | 7台 | 6台 | 4台 |
| 8畳 | 10台 | 8台 | 7台 | 5台 |
| 10畳 | 11台 | 9台 | 8台 | 6台 |
| 12畳 | 13台 | 10台 | 9台 | 7台 |
| 14畳 | 14台 | 12台 | 10台 | 7台 |
照明のルーメンのよくある質問
lm(ルーメン)とW(ワット)は何が違いますか。
lmは光の量、Wは消費電力です。LEDは種類によって同じWでも光の量が違うので、明るさを比べるときはlmを見ます。製品のパッケージや仕様に全光束(lm)として書かれています。
ダウンライトの台数どおりに付ければ、十分明るいですか。
このツールの台数は明るさの合計だけで出した目安です。器具の配置や天井の高さ、壁や床の色によって感じ方は変わります。部屋の端まで均一に照らしたい場合は、照明メーカーの配灯の案内も参考にしてください。
16畳以上の部屋はどうすればよいですか。
基準としたガイドでは、16畳以上は照度均斉度を考慮し、1器具での畳数表示を設けていません。このツールも14畳までです。広い部屋は、複数の器具に分けて考えるか、メーカーの相談窓口で確認してください。
この表はいつの基準ですか。古くはないですか。
一般社団法人日本照明工業会のガイドA121-2014を使っています。より新しい版が出ている可能性があるので、購入する製品の適用畳数表示もあわせて確認してください。
出典・前提
- 三菱電機「居室用シーリング」(日本照明工業会ガイドA121-2014「住宅用カタログにおける適用畳数表示基準」の表を掲載)(適用畳数ランクと標準定格光束・定格光束の範囲)
- 日立「LEDシーリングライトの選び方(取り付け)」(工事なしで取り付けられる配線器具)
- パナソニック「照明器具の選び方」(適用畳数(天井高2.4m前提)、高齢者は1ランク上、調光・調色)